2019/08/05

本日、ハンコの日

8と5でハンコなんでしょうが、甲府にある印判総合商社モテギ(株)が

一社で唱えてる日な模様。で、全日本印章業組合連合会としては

10月1日を「印章の日・ハンコの日」に制定してる模様。

しかし10月1日の方は、歴史的にも世間的にも個人的にも、

「印章の日」などというよか、「他の日」が多数ありすぎる日なので、

本日8/5がハンコの日でOKゴー。

数年前、「だびすケ?」から「ダビス・K」に
マイナー・チェンジした際に作った

黒水牛(角)の印章

30余年間使用中のmy実印
↑この実印、my亡父が昭和60sに台湾を旅した際に当地で発注し、

当時20代前半のワタクシに土産物として授けてくれたハンコです。

印章本体は象牙で、ケース表面はセンザンコウの革という逸品。

動物愛護家からは、こんなトンデモない品を持ってるなんて

ロクでもないヤツに決まってる、と言われそな、今となっては

ワシントン条約違反でイリーガルな伝統工芸品。以来ここ30余年、

諸申請~諸契約の書類に押印の度、象さんと穿山甲くんに感謝しつつ、

大切に使わせていただいてます。

しかし印鑑の風習もいつまで続くかな? 実印・銀行印の偽造など

超簡単な時代になり、本人確認の用途に印鑑はとっくにもう適さない

わけで、マイナンバーと指先や瞳で本人確認する時代に入っており、

単なる洋式かぶれをも含むグローバル化というお題目のもと、

印鑑不要の直筆サインのみでOKな場面も増え、

印鑑が過去のシロモノと化しつつある令和のこの時代に、昭和期に

父が台湾で作ってきてくれた象牙のmy実印を紹介できて光栄です。

TV東京「YOUは何しに日本へ?」(毎週留守録して飛ばし見してます)

で数回みかけたハンコ大好きフランス人T君、せっかく当て字の漢字で

ハンコも作り、日本で仕事も始めたというのに、やがて印鑑レス社会が

日本に訪れるのは必定。その時までにT君は何か別の日本伝統文化に

ハマってることを祈るよ。