室町時代中期(戦国時代初期)の石神井(※註2)城主・
豊島泰経(トシマ ヤスツネ)vs江戸城主・太田道灌(フリガナ不要w)
のイクサでんねん。敗れた豊島泰経とその奥方および娘・照姫は
石神井城落城時にその裏手にある三宝寺池に入水し、
3人の魂は竜となり天に昇っていったという伝説を元に、
照姫と豊島家をしのんで毎年5月に「照姫まつり」が
石神井公園で催されてるというわけ。
開始からまだ28年目という、とても由緒正しいとは言えない
お祭りなうえ、根幹となる照姫伝説も近世近代に書かれた
創作物語の集合体のようなもので、
記録に残る史実とも異なることだらけなようだけど、
事実として1477年に今の東京エリアを2分する勢力、
豊島家と太田家の間で大きな合戦があり(江古田原・沼袋の戦い)、
それに敗れた後すぐ本拠の石神井城も落とされた豊島家は
滅亡といってよい憂き目にあったことは確かなわけで、
平安時代から室町時代までの数百年に渡り、
今の東京23区北部エリアでローカル領主として存続していた
豊島家をしのび、戦で亡くなった方々を供養する祭りの
ひとつくらい当然あって良いことなので、細かいことは気にせず
パレード露店でフェスティバル! はブラボーですよ。
豊島泰経に関しての詳細は、見知らぬ他人様UPの
下記ページご参照のほど。
http://www.rekishijin.jp/rekishijinblog/takasawa/20140228-2/
照姫伝説に関する諸説は下記ウィキペご参照のほど。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%85%A7%E5%A7%AB_%28%E8%B1%8A%E5%B3%B6%E6%B0%8F%29
照姫まつり Sun.17 May 2015 練馬区石神井公園 |
TERUHIME-MATSURI Fest. in Shakujii-Koen, Nerima |
真田贔屓(※註3)のハシクレとしてやっぱこれは
見に行くっきゃないなと思って馳せ参じたのはいいけど、
見物したのはその日の最終となる3回目の行列。
なぜか真田勢は一兵も姿なし。上田への帰着時刻が遅くなるから
最終行列はパスして既に撤収したということなのだろうか。
せっかく東信濃から南武蔵くんだりまで出ばってきたのなら、
左衛門佐 信繁(←幸村の官職&本名)のように最後の最後まで
漢の意地を見せてくれよな~、ガッカリ。
しかし秀吉からは"表裏比興の者"(=裏切り常習者)と呼ばれ、
家康からは"稀代の横着者"と言われた安房守 昌幸を尊ぶなら、
孫氏も曰く"兵は詭道なり"、これしきの退(の)き方など
序の口だわなw。
それにしても豊島家と太田家の戦に全く無関係な真田家の武者が
何で石神井に? と思ったら、東京都練馬区と長野県上田市は
国内友好都市とのこと。へぇ知らなんだ。とりあえず両シティ万歳!
※註1:オオタ区は太田区ちゃいまんねん、大田区でんねん。
その昔、大森区と蒲田区が合併する際に大森の大と、蒲田の田で、
大田区にしたわけ。だから太田区じゃないわけ。
しかしそれなら蒲森区のほうが合併元がわかりやすくて
良いネーミングだとは思うんだけど、画数多すぎて
書くのにめんどいから却下されたかな。
昔は区役所も手書き作業が多いもんね。あくまで推測。
※註2:石神井はイシガミイちゃいまんねん、シャクジイでんねん。
西武池袋線には石神井公園駅、西武新宿線には上石神井駅があり
共に急行停車駅なので東京都~埼玉県の西武沿線住民には
認知度100%だとは思うけど、都内でも西武電車なんか
見たことすらねぇよってな城東・城南方面の住民には
オトナでも読めないシトいるかも。
駅名で思い出したけど以前、東海道新幹線のぼりに乗ってて
隣の外国人2人組が「品川まであとどれくらいかな?」とか
会話してるのが聞こえてた。なのに新横浜で降りようとするので
「ココしながわチャイマンネン、新よこデンネン」
と教えてあげて感謝されたことある。でもなんで品川と
新横浜をまちがえるかなーとしばし熟考。
あっ、ドアの上の電光掲示のSHIN-YOKOHAMAという
ローマ字表記をチラ見してSHINAGAWAと勘違いしたんだなと合点。
漢字も読みも全然ちがうのにローマ字表記の字ヅラだけは
少し似てるというか、日本の地名に慣れてない外国人旅行者とかが
チラ見したらソックリかもなーと大発見。
駅名話題をもう1つ。名古屋駅からJR関西線で1つ目に
八田(ハッタ)という駅があるんだけど、
その隣に春田(ハルタ)という駅が今世紀になってから新設された。
居眠りしてたり酔ってたりしたら車内アナウンスを聞き間違えて
隣の駅でウッカリ降りちゃいそな悪いネーミング。
JR東海だいじょうぶか?
※註3:真田贔屓になったのは丁度30年前、1985年の
NHK水曜時代劇、"真田太平記"(原作:池波正太郎)を見てから。
この頃3年間だけ日曜20時(土曜13時すぎ再放)の大河ドラマは
近現代モノだったので、かわりに水曜20時に1年つづける
大河ぽい時代劇を放送してたわけ。
で、30年たった今も一番好きな時代劇といえばコレ。
真田昌幸に丹波哲郎、真田信之に渡瀬恒彦、真田幸村に草刈正雄、
徳川家康に中村梅之助、他に夏八木勲、遥くらら、木之元亮、
榎木孝明、紺野美沙子、岡田茉莉子、清水紘冶...
さらにこのドラマ放映のほんの数年後に若くして亡くなった
岡田有希子と堀江しのぶも出演。
大河も何十作と見てきたけど、真田太平記を超える
オモシロ感動大作はないね。全45話中、合戦メインの10数話は
オンエアを録画したVHSで持ってる。
DVD全巻セットでも買おうかなとネットでさがしたけど、
どこも完売、中古も売り切れ。ここ10年くらいで増えた
真田幸村が登場するマンガ/アニメ/ゲームとかのせいだろね。
歴女ブームもあったし。ニワカ真田ファンの諸君、
真田太平記の全巻DVDセットがディスク棚の肥やしと化して
ホコリかぶってたらトッとと中古市場に流通させてくれたまえよ。
今から40年くらい前のNHK人形劇"真田十勇士"は
展開がトロくて飽きてしまい、途中で見るのやめてしまった
過去を持つ、テキトーな歴じぃからのお願いです。
来年の大河は三谷幸喜脚本で堺雅人が幸村を演じる"真田丸"
だそうだけど、なんかチャラそうで全然期待してないよ
(といいつつ毎週見るけどさw)。
約10年前の三谷脚本の大河"新選組!"もかなりチャラかった。
けど最後まで楽しめたかな。こりゃ時代劇とは別物の
近世青春ドラマ?だなと割り切って視るようにしたら
急に面白く"視れる"よになったよな記憶w
真田幸村&新選組とくればガルパン大洗の三号突撃砲、
対聖グロ親善試合仕様ですよ。そのカバさんチームを
一番の贔屓にしてるけど、キャラ的には極端に台詞の少ない
左衛門佐よりは帽子ぬいだら変髪のエルヴィン推し。
準決勝プラウダ戦におけるロンメル&好古、
もといエルヴィン&秋山というチーム外コンビの斥候が唄う
軍歌"雪の進軍"Psy高っす。それだっ!!